薪ストーブの燃料となる薪。ランニングコストはどれくらいかかるのでしょうか。薪は電気や石油のようになじみのあるものではないので、どうしても不安になってしまいます。

例えば、灯油と比較した場合、発熱量(MJ)のみで考えると、薪1MJあたり2.77 円(※1束あたり302円税込、一般的な薪価格より算出)、灯油1MJあたり1.98 円(現在の灯油価格86.2円/ℓより算出)という計算になります。コストだけ見ると薪の方が高いですが、「本当に暖かい?」でも述べたように薪ストーブとファンヒーターでは暖かさを感じさせる仕組みが異なり、同じ発熱量でも体感的には薪ストーブの方が暖かく感じます。そのため、灯油と同等または少し高いくらいとイメージすればよいでしょう。

もちろん薪を無料で手に入れられれば、ランニングコストは0円になります。薪を作るためのチェーンソーや斧といった薪割り道具を揃えても長い目でみると元はしっかりとることはできるでしょう。あと必要なのは労力ですが、薪は「自分で作れる最も簡単なエネルギー」です。そう考えると大変さも楽しみに変わるのではないでしょうか。

ただ、すべてを無料の薪でまかなうのは簡単なことではありません。薪作りと購入を上手に組み合わせて、無理なくコストダウンしたいですね。

当神楽ストーブでは、近郊で調達した薪の販売も行っております。地元北海道産の薪なので質も高く、それでいて低コストな薪です。