北海道で再生可能エネルギー、自然エネルギーというと、太陽光発電や水力発電、風力発電という、電気に変換できる自然エネルギーが頭に浮かんでくると思います。過去には札幌市や旭川市でも、オール電化住宅という流れありました。でも薪は、もっと電気や化石燃料を減らすことができます。

木を薪にするとき、ほんのわずかなエネルギーで、大きなエネルギー源を作り出すことができます。薪ストーブや暖炉はとっても優れたエネルギー効率です。

木が育つのに、化石燃料ではなく太陽と空気と水と土のチカラですくすくと大きく、たくさんの自然エネルギーを吸収して蓄えていきます。そしていくつもの季節を経て、生命を繰り返して森をつないでいます。

木質バイオマスエネルギーが再生可能エネルギーとして注目されているのは、カーボンニュートラルという、温室効果ガスとなるCO2を増やさないためです。木質ペレットも、薪もそのひとつです。

東北大学の先生が、ハイブリッド車5台分、太陽光発電パネル36畳分のCO2削減量が、薪ストーブ1台と同じということを2009年に仰っておりました。北海道には太陽エネルギーをたくさん蓄えた、手入れを必要とする森林資源が豊富にあります。放っておいても、土に還り、CO2も大気中に戻っていきます。

きっともうすでに、環境のことを考えて、ほんの小さなことでも取り組んでます。そのインテリジェンスを大切にしたいです。