「火の扱いは難しい?」でもあったように、薪ストーブの火は簡単に消えません。それでは地震が起きた時、どうしたらよいのでしょうか?
液体燃料を使用する灯油ストーブやファンヒーターは、転倒して火が燃え移るために火災が起こるので、地震のときはすぐに火を消しましょうと指導されます。けれども、薪ストーブは煙突にもつながっているため、少しずれることはあってもそう簡単に転倒することはありません。ですから、地震が発生したときは、まずはご自身の安全を確保して、揺れが収まってから火が消えるように空気を調整するレバーを閉めます。このとき火はすぐには消えませんが、とにかく落ち着いて、火が自然に消えていくのを待ちましょう。慌てて水をかけると急激な温度変化で鋳物が割れる危険性もあります。
薪ストーブ自体が倒れなくても、周りの家具が倒れることもあるため、家具の置き場には十分な注意が必要です。また、薪ストーブの設置には、消防法や建築基準法などの設置基準があります。地震のときでも安全を確保するには、信頼できる専門業者にこれらの規定をしっかりと守った設計と設置をしてもらうことが大切です。そうすれば、薪ストーブは灯油ストーブよりもずっと安全ですし、毎日安心して使用することができます。
当神楽ストーブでは、薪ストーブの販売のみに限らず、設置についてのアドバイス及び実際の設置業務も承っております。また、設置後のアフターフォローも行っております。どうぞお気軽にご相談ください。